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あの日から1年が経った。

2011年3月11日に起こった出来事を、

いつまでも いつまでも 決して忘れないでほしい。




そして、

震災の中、一生懸命がんと闘ったジュンちゃんのことを

何年かに一度でも 思い出していただけると嬉しいです。

強い地震がおきした。停電しています。じゅんは無事です。まだ揺れています

 

地図で見る津波被害。

朝日新聞　朝刊（3月29日）

↑クリックでジャンプします。

薄い色は津波による浸水被害。
濃い色は未だに浸水が続いている地域。

宮城県の沿岸部は、未だに海水が退いていません。

被災地へのアクセスが比較的容易な地域には
報道陣やカメラマン、支援物資の応援がありますが、

未だに浸水中で本当に辛い生活を余儀なくされている地域には、
報道陣が入れず、現状も知らされていません。

全国からの応援は、本当に有難いけれど、
芸能人が自ら応援に赴いたり、
食料などの支援物資も多く届くのは、やはり報道されている地域。

まだまだ苦しい生活を余儀なくされている方々にも、
早くたくさんの応援が来ますように。。。

義援金にご協力下さった方、支援物資を送って下さった方、
輸送して下さる運転手の方、一生懸命働いてくださっている方、

本当に本当にありがとうございます。

思う事。

震災後から、色々なブログに
「不謹慎かもしれないけれど...」とか
「ブログを自粛しようと思ったけど...」という表記が目につきます。

いろいろな思いや考えがあるのは承知の上で、
私の考えを少々...（電気の無駄にならないように。。。）


私は宮城県にいながら、現在はほぼ震災前の生活を取り戻しつつあります。
それだけ恵まれた環境にいます。

今回はたまたま被害が少なかっただけで、次いつ自然の爆発を受けるか分かりません。

これは私だけではなく、どこの地域にも言える事だと思います。

今回は大きな津波が沿岸部を襲いましたが、
直下型の地震が内陸部を襲うかもしれません。

地震だけでなく、他の災害が起きるかもしれません。


今回のように、多くの街が壊滅状態になることを誰が予測できたでしょう。
500kmに渡って海底プレートが動くなんて、どのくらいの人が覚悟していたでしょう。

私達は自然の恩恵をたくさん受けてきました。
ですが、その自然によって、多くの犠牲者がでました。
すべて自然が引き起こしたもので、誰も悪くありません。


だけど、想像してみて下さい。

たった30分前まで生きていた人が、一瞬にしていなくなる。
たった30分前までそばにいた犬が、一瞬にしていなくなる。

一家で築き上げた職場（漁業）が、一瞬にして倒産する。
一生懸命働いて購入した新車が、一瞬にして潰れてしまう。
ローンを組んでやっとの思いで建てた家が、一瞬にして流される。

何十年もの思い出の地が、一瞬にして壊滅する。

思い出もお墓も、財産も、愛する人も。



きれいごとではなく、現実的な話をすると、
ご先祖様やお子さん、友人との思い出は心の中にあるものです。

ですが、

被災地の方々が震災前と同じ水準の生活を取り戻すために必要なものは、お金です。

町全体の復興と住宅、車や自転車、そして仕事。

相手は自然です。一体誰が、どこまで取り戻してくれるのでしょう。

国のお金は国民の税金です。




テレビを見ていたとき、避難所の方が言っていました。

「何もかも無くなった。家も、家族も、財産も。
命は助かったけど、よかったって言えるのかな...」


私は今回の震災で「命があるだけで幸せだ」と思っていました。

だけど、最近は、自分が何不自由無い生活を送っている事が非常に申し訳なく思います。

そんなこと思う必要はない、と言ってくれる方もいると思います。


でも、気仙沼市や石巻市、名取市閖上、亘理町荒浜.....
襲われた沿岸部の人たちの職業は漁師がほとんどです。

彼らのほとんどが、中卒〜高卒から年を取るまで、
ずーーーーっと漁業だけに命をかけてきたんです。

海や魚を心から愛して来た人ばかりなんです。

彼らの海は、今回の津波でガソリンや重油で汚されました。

彼らがこれから仕事を見つけるのはとても大変だと言っていました。


前向きに考える事なら、いくらでも出来ると思います。

「命があれば、どこでも再スタートできる！」
「自分に合う仕事がきっと見つかる！」

だけど、すべてを失った人たちに、たった２週間で「前向きに」なんて言葉、
実際にこの被害にあっていない私は、言えません。




ブログやツイッターのように、自由に発言できる場が出来た事によって、
それに綴る内容についていろいろな意見が飛び交っていますが、

私は、特に「震災」だからと言って内容や更新は気にしなくてもいいと思うんです。

こんな時だからこそ、「普通」が一番だと思うんです。

変にかっこつけたり、悲しんだり、明るくなる必要は無いと思うんです。

大切なのは「思い」だと思うんです。


ブログを自粛しても、町は復興しません。
明るい内容を書いても、被災地の方はネットができません。（携帯は通じる所があるようですが）
被災地を思って食事を質素にしても、被災地の人の食事量が増えるわけではありません。


「私はブログを自粛します｣と言って、
ブログは書かなくても無駄に電気を使ってパソコンを開いていれば意味がありません。

「ダイエットのため」や「これ嫌〜い」と言って、食べ残しを平気でされているほうが悲しいです。

命に関わる問題の無い人が、計画停電は不公平と言ったり、
平気で無駄に電力を使っている人のほうが悲しいです。


東北、北関東がこんな時期だからこそ、
普通の生活をして経済を安定させて下さい。（でも、節電で！）

そして、その生活に少しでも余裕があるのであれば、
ジュース１本を我慢して募金にまわして下さい。


大切な事は、この震災を風化させないことだと思うんです。


何をしていても、「ありがたいな」「生きてるって素晴らしいな」と、
毎日じゃなくても、
時折この震災の恐ろしさを思い出して欲しいんです。

そして、復興には莫大なお金と時間がかかる事を忘れないで欲しい。

そしてその間、全てを失った方々が、
それでも様々な思いで、１分１秒を生きて行かなくてはいけない事を忘れないで欲しい。



福島第一原発の問題も未だ解決していません。

関東の皆様は、どうか節電にご協力ください。
福島原発の電力は主に関東、首都圏の方が使われていた電力です。

福島県の電力は東北電力の管轄です。
福島県内の方は次々と避難しています。自分の町を捨てて避難しています。

東京電力さんが「安全だ」と言っていたことの、想像を絶する被害が起きました。
東京電力さんも被災者です。


東北電力の女川原発も停止中です。
昨日の新聞で、宮城県のほとんどの沿岸部がまだ浸水中で、電気が通っていない状態です。
東北、新潟の皆さんも、計画停電が実施されていないからと、電気の無駄遣いはお控えください。

こんなに長いブログを書いている私もまた、電気の無駄遣いです。（反省...）



買い占めはやめようというACジャパンのCMも流れています。

お子さんが多いご家族やペットが多い家庭では、
必要量を買っても「買い占め」と言われるかもしれません。

生きて行くためなのだから、多く必要なのは理解出来ます。

だけど、
「予備」のためと、「今」必要でないものを買い漁るのはあまり意味がないと思います。


不安からくる行動だとは思いますが、

大震災が起きたら、買いだめしているものも無意味になります。
被害が少なくて住む地域は、ライフラインも食料もすぐに復旧します。


そして、本当に困難な状況の時は、おにぎりを分け合ったり、おかずを持ち寄ったり、
懐中電灯をかしてくれたり、お水を汲んで来てもらったり。。。

皆で支えあって過ごして行くはずです。

「自分だけよければそれでいい」という考えはすぐに消えます。




明日、どこかで大震災が起きるかもしれない。


その時に、自分も助けてもらえるように、今は被災地を助けたい。



そんな思いを胸の片隅に置いておいてもらいたいです。

町の様子。

震災の翌日は、気分転換にジュンを車に乗せ、河川敷まで行ってきました。


停電や断水のため、信号も消え、
河原には汚物用の水を調達しに来ている人がたくさんいました。


震災当日の夜は、ジュンも私達家族も眠る事が出来ませんでしたが、
ジュンはやはり河原に来ると足取りも軽やかでした。



わが町では建物の全壊はありませんでしたが、
倒壊寸前で残っているので、現在は非常に危険な状態です。

町の調査が入り、倒壊寸前の建物には「危険」の張り紙が。



電柱も傾いています。



我が家も塀が崩れました。車は間一髪で無事でした！


屋根瓦も崩れましたが、
落ちなかったので、却って危険。。。（現在は応急処置済み）



両親が管理している築60年以上も経つ借家の塀も、一気に倒れました。



家の中は電球が割れ、食器もたくさん割れていました。


外もめちゃくちゃです。



道路は亀裂や陥没の被害が多く、歩いていると躓いてしまいます。


知り合いの畑にも亀裂が。。。


新しい道路にも被害が及びました。



酷い被害を受けた道路は閉鎖されました。現在は応急処置済みで通行可。



小さな陥没は、町の至る所で見られます。



被害はこんな所にも。。。

↑よそ見をしながら歩いていたら、亀裂につまずき転んだjuneさん。。。（汗）


停電中は仏壇のロウソクと懐中電灯で過ごしました。
ですが、単１電池の節約のため、なるべくロウソクを灯しましたが、
余震の度に消していたので、なんだか余計に不経済...



わが町では、震災当日から各家庭のプロパンガスが使えたのですが、
我が家はIHなので、停電中は料理が出来ませんでした。
ですが、お隣にカセットコンロを貸して頂き、
お陰で温かいスープを飲む事が出来ました。

ジュンちゃんは、終始余震に怯え、全く眠れませんでした。。。


ラジオでしか情報が得られず、
他の都市の様子は想像することしかできませんでした。

車のカーナビ内蔵のワンセグは映像が静止し、
iphoneのメールも3G回線も一切遮断されていました。


４日後（我が家は雨漏りの為５日後）、電気が復旧し、
テレビを見た時には私の想像を遥かに超えた被災地の様子が飛び込んできました。

毛布に包まりながら寒いと言ったり、
スープを飲みながらお腹が空いたと言ったり、
お風呂に入りたいとワガママを言っていた自分が、ものすごく恥ずかしかった。

石巻市の友人の実家は津波の被害に遭い、

友人のおばあ様は志津川病院の３階に入院中に津波の被害に遭い、
現在も安否確認が出来ていないそうです。
志津川病院は、町がほぼ全壊した「南三陸町」にあります。

同じ県内にいながら、家族も親戚も、ジュンもシロも、
皆無事な私は、これ以上何を望むというのだろう。

これほど幸せなことはありません。


仙台駅の新幹線ホームの天井が落ちました。

（写真：朝日新聞社）


（写真：JR東日本）


東北新幹線の架線が断線し、復旧のメドが立っていません。

（写真：河北新報社）


復旧工事を行っている作業員の方々も、皆、被災者です。

本当に有難いです。







命がある事、多くの皆様に支えられて生きている事に、感謝します。

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水が出ました。

たくさんのお見舞いコメントありがとうございます。
今回の大震災は、東北だけでなく、関東・東海地方にも強い地震の被害がありました。
また、福島原発の放射能漏れの被害が拡大し、
生まれ育った町から避難しなければならなくなった方に謹んでお見舞い申し上げます。

私の住む街では、昨日から水道の試験運転が始まり、
水道管の破損が無ければ、このまま引き続き使えるそうです。

当初、４月頃まで断水の予定だったので、
こんなにも早く復旧してもらえて、本当に嬉しいです。
昨日は１週間ぶりにお風呂に入りました。

ですが、津波の被害に遭われた多くの方の所には、未だに電気も水道も復旧の見込みはありません。

全国の皆様からの支援物資が、徐々に被災地に届いている様で、
避難所で暮らす方々の食事も１日２食になったようです。

全国的にガソリンが不足し、我が家の３台の車も、もうほとんどガソリンがありません。

電気が復旧しても、我が家ではヒーターを使う事を控えています。
我が家にある灯油を被災地に届けたくても、ガソリンがないので車が出せません。
電車はすべて運休です。

いつからか私達の生活は、便利なものに頼りすぎていて、
ガソリンが無くなっただけで、こんなにも人命救助が遅れてしまうのですね。

人間によって作られた町は、人間によって再建されます。
危険な復旧作業もまた、多くの職人の皆様が尽力して下さっています。
本当に有難いです。本当にご苦労様です。
私は何のお手伝いも出来ませんが、１日も早い町の復興を心から願っております。


この度の震災により、このブログを通してたくさんの皆様に温かいお声をかけて頂きました。
ですが、そのお気持ちだけ受け取らせて頂きます。
皆様のお心遣いは、この先も忘れる事はありません。
本当に嬉しく、家族一同心より御礼申し上げます。

支援物資は、１つでも多く被災者の皆様に届くように、
私達の為には調達なさらないで下さい。
ガソリンが不足している今、貴重なガソリンを私達の為に使うのではなく、
被災地に向けられるようにして下さい。

関東でも通常の２倍の量を入荷したにもかかわらず、お店から多くの品物が無くなり、
その地域で暮らす方々の食料もなくなっているというニュースを拝見しました。

品物が無いのは、宮城だけではありません。
同じ県内でも、私達家族は電気や水道のある暮らしに戻る事ができ、
お米も畑の野菜も食べる事ができます。
放射能がわが町まで迫って来ているので、
大根や人参も収穫し、室内に保存しています。
ガソリンがなくても、自転車で買い物に行く事ができます。
贅沢を言わなければ、充分な品物は手に入ります。

スーパーはいつも長蛇の列で、1家族1点しか買えない商品ばかりですが、
お店の方も多くの人が買えるように考えて下さっています。

私も１時間並んでペットシーツを買い、動物病院に寄付しました。


皆で協力しながら、今この時を生きています。



テレビの番組も、徐々に通常のプログラムに戻りつつあります。
こうして徐々に避難所の生活は忘れられて行くのだと思います。。。

現在の宮城県はまだまだ寒く、避難所に暮らす方々は凍える夜を過ごしています。
行方不明者も多数います。


１日も早く、避難所の皆様に笑顔が戻りますように。。。






わ！今また強い余震が。。。！
どうかジュンのストレスを取り除いて下さい。。。

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ご声援ありがとうございます！！

たくさんのお見舞いコメントありがとうございます！！！！
私の住む街は内陸なので、津波の被害はありませんでした。
道路も亀裂が入り、電柱は傾いたまま倒れず、家の屋根や塀が壊れました。

ですが、ジュンも私達家族も無事生きています！

雨降りの昨日、４日ぶりに電気が復旧しました。
ですが、喜びも束の間、ブレーカーから雨漏りしていたので、再び停電生活に。。。
本日、一旦雨が上がった隙に、屋根瓦に上って応急処置をしました。
瓦屋は２００件待ちなので、自分たちでなんとかしなければなりません。

５日前の生活を思うと、確かに不便はありますが、
今、生きているだけで幸せです。
電気があって、暖かい家にいれるだけで涙がでます。

貯水ダムが被害を受けたので、水道はこの先１ヶ月以上の断水です。
各小学校の給水所は６時間待ち、一世帯10ℓまで。
蔵王に湧き水を汲みに行きたいのですが、
車のガソリンにも余裕が無いので行く事が出来ません。

携帯はソフトバンクは未だ使えず。

町内の病院は倒壊し、スーパー、コンビニも未だ休業中です。
大型スーパーの天井が落ちました。

我が町にも、避難所で生活している方が５００人程います。
町民が協力して、炊き出しをしています。
被害の少ないわが町には、誰も注目する事はなく、支援物資は一切届いておりません。
個人宛の宅配物も、配送手段がなく、一切復旧していません。

動物病院の内部もめちゃくちゃでしたが、
処方箋やフードは対応して下さっているので幸いです。

ただ、未だに続く余震に、ジュンはかなり怯えてパニックを起こします。
昨夜の静岡県で起きた震度６強の地震も、
こちらは震度４を観測し、ジュンはかなりストレスを感じていたようです。
非常用に購入していたレスキューレメディで対処しましたが、
今日もずっと緊張が続いているようです。
この５日で、ジュンは随分元気がなくなりました。
鼻血も続いています。
腫瘍も大きくなって来ています。



加えて、福島原発の放射能漏れも、宮城県にも少量が流れて来ています。
「人体にはそれほど影響がない程度」とはいうものの、やはり怖いです。


宮城県北部の津波の被害に遭われた地域では、今も１日１食、
毛布１枚、電気、水道のない生活を送っています。
ワンコは避難所には入れないので、ワンコと一緒に倒壊寸前の自宅にて過ごしている方もいます。
高齢者が多く、常備薬が足りていないようです。



現在の宮城県は、雨から雪に変わりました。



津波や原発爆発の被害に遭われた方に、お見舞い申し上げます。

この度の震災により命を落とされた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。



ジュンを心配して下さった皆様に、心より御礼申し上げます。

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町中停電で、家の中もめちゃくちゃです。じゅんはパニック中。

 

地震が起きました。震度7。ジュンは大丈夫です。